| 2005.05.16 釈迦ヶ岳 |













| 峠登山口・旭に着いたのは7時。駐車場は9台が止まれるように線引きされているが止まっていたのは1台だけだった。車が多い場合は道幅が広いので路肩にも止められそうだ。真新しいトイレもあった。 登山口の標高は1300m程あり、釈迦ヶ岳が1800m弱だから標高差は500mしかなく、登りが続くのは登山口付近と山頂近くだけで、あとはなだらか尾根を歩くのでとても楽なコースだ。 |
| 峠登山口・旭 |
| 登山口の真新しいトイレ |
| 登山口近くからツツジやシャクナゲを見ることができた。 登山口から30分程歩くともう一つの登山口である旭・不動木屋谷林道登山口からの道と合流する。この登山口は峠登山口にいたる林道の途中にあり、車を走らせながらちらっと見た限りでは駐車場は狭く、トイレもなさそうだった。 |
| さらに進むとコバイケイソウの緑が目につく。ササと競っているかのようにコバイケイソウの大群落が続く。斜面の大部分を覆い尽くしているところもある。ササはまだ新芽が出ていないので緑というよりは全体としては白に近い茶色に見えるので、いっそうコバイケイソウの緑が目立つ。一斉に花が咲くときにはみごとだろう。ササとの競争にコバイケイソウが勝てるなんて思っても見なかったが、ここで見る限りササに勝っているように見える。ここのササの背丈がとても小さいためなのかもしれない。また立ち枯れの木が多く、コバイケイソウとササと共に特徴のある景観を作っていた。 |
| 千丈平と水場 |
| 山頂では好天に恵まれこれ以上は望めないというような素晴らしい展望が得られた。だが山を同定できる知識がないので、ちょっと物足りなさが残った。周囲の山に登ったことがあったり、名前を知っていれば楽しさが増したと悔やまれる。でも翌日登る予定の弥山、八経ヶ岳はとても近くに見え確認できた。 |
| 帰路、千丈平付近で10頭くらいのシカの群れに出会った。立ち止まって周囲をうかがうようなそぶりを見せるものもいて野生のシカならではの行動のようだった。私たちは警戒の対象にはなっていないらしく、近くにいたにもかかわらずゆっくりと移動していった。丹沢などで見かけるシカはたいてい群れをつくっておらず、動物園のシカのようだ。 |
| 下山の途中、奈良の人に案内された多摩市の方が、駐車場に止めた私の車のナンバープレートが多摩であるのを見て話しかけてくれた。この方たちも昨日伯母子岳に登ったそうだ。明日、八経ヶ岳に行くことが話題になると案内の人が行者還トンネルの西口から500mの地点で崩落があり、通行止めになっていることを教えてくれた。行者還トンネルの西口の登山口に行くには東側から行かなければならないことが分かって助かった。 下山後、どうせ迂回するなら南に下って十津川の温泉に入ってから行くことにしたが、坂が多く、狭くて曲がりくねった道を走らなければならなくなった。北の吉野に出る迂回路を取ればずっと楽だったようだ。 |
| 古田の森 |