2006.06.14 茂来山
フォト山紀行
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山の斜面のカール状の地形を埋め尽くした自然林の中を登ってゆく。林の密度はあまり高くないので林床には大きなシダが群生し、草も豊富で花もたくさん見られ、明るすぎず暗すぎず、植物に柔らかく取り囲まれたような感じで歩くことができた。カール状の地形を登り切って稜線に出れば、そこは頂上間近。
霧久保沢コースの駐車場は四方原山(茂来山)林道の登山口の手前800mの所にある。林道入口は国道299の平川原にあるが、入口の案内板は国道を佐久方面から来れば見えるが、秩父方面から来ると案内板の裏しか見えない。
駐車場から800mの所にある登山口。駐車場のそばにゲートがあって車は入れないが、ここにも駐車場のような大きなスペースがある。
登山口の近くにある水場。この後しばらくは沢沿いの道になり、緩い斜面なのでどこでも沢に下りられそう。
登山口から20分ほどで森の巨人百選に選ばれたトチノキの巨木『茂来山コブ太郎』に着く。屋久島の縄文杉のように見物するための台が設けられ、由来なども書かれている。根本には大きなコブのようなモノがあり、これが名前の由来か。
コブ太郎を過ぎると道は徐々に勾配を増し、山の斜面のカール状の地形を埋める林の中を登ってゆく。下部には細い水流もあり苔むした石が落ち着いた雰囲気を醸し、適度な密度の林には大きなシダや草もたくさんあり、花も豊富。稜線に出れば山頂は近い。
山頂には社と浩宮様登頂の記念碑があった。
山頂からは、霞んではいたが八ヶ岳が見えたが、他の山は見えなかった。梅雨時であることを考えれば八ヶ岳が見えたことで満足しよう。帰路は花の写真を撮りながら登山口に戻った。