笠ヶ岳

　2006.08.30-09.02 北ア：笠ヶ岳、双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳

混雑を避けるため夏山シーズンが終わりかけるこの時期に、土日を避けて行ってきました。まだお花畑には花がたくさんあり楽しんできました。

笠新道入口。新穂高温泉から1時間ほど。水場がある。

笠新道は岩を積んだ道で、下部は歩きやすくしようという意志が感じられるほど丁寧に作られている。

中間点を過ぎてしばらくの間は槍や穂高がシルエットのように見えていたが、ガスがかかり見えなくなった。そのうち雨が降り出し傘をさして歩く。

杓子平から見上げる笠ヶ岳に続く稜線。杓子平で休んでいる間に雨が上がり、花の写真を撮りながら稜線に向かう。

杓子平から見る笠ヶ岳。笠ヶ岳山荘も見える。

稜線に出ると、そこが笠ヶ岳と弓折岳の分岐

抜戸岩。大きな岩を掘削して登山道を作ったように見える。

笠ヶ岳山荘。到着したときには弱い雨が降っていたので、雨が止むのを待って山頂に向かう。

前日とはうって変わった好天。日の出間近のあかね雲を背景に穂高、槍のシルエットがくっきりと見えた。

登山道に現れたライチョウ。私が止まれば止まり、歩けば同じ間隔が出来るように進み、また止まれば止まるということを何度か繰り返した後、ハイマツに中に消えた。　

秩父平。景色も良し、花もたくさんあって素晴らしいところ。

双六岳。どういうわけか双六岳の山頂にだけガスがかかり展望なし。

カールコースをとって黒部五郎岳に向かう。

黒部五郎岳は見えるものの、小雨が降ったり止んだりの状態。

山頂にはガスがかかり、カールをのぞき込んでも何も見えなかった。

　小屋に戻る頃には小雨というよりは普通の雨になり、小屋で雨宿りをして、ザックカバーとスパッツを付け、傘をさして水晶小屋に向かう。

黒部乗越。ここから三俣蓮華岳の巻き道に入り三俣山荘に向かう。

巻き道にあるお花畑。花がたくあり、写真を撮るのに忙しい。

三俣山荘付近でトラバースする雪渓の近くにはチングルマの花がたくさん咲いていた。他では穂のようになっていて花が見られたのはここだけ。

ワリモ岳山頂。ワリモ北分岐付近から水晶小屋の間には花がたくさん咲いていた。

鷲羽岳の登りにかかるとガスが出て、先を行くパーティーが霞んで見える。

水晶小屋。宿泊の手続きをした後、ビールを早く呑みたい一心ですぐに水晶岳に向かう。

水晶岳。上空に晴れ間が見えるものの、周囲はガス閉ざされていた。

水晶小屋の前から見る日の出前の雲海の広がる光景。周囲の山がくっきりと見え、槍ヶ岳の隣には富士山も見えた。黒部湖も見え、立山、剣岳も間近に見える。小屋の人も出てきて写真を撮っていた。

朝日を浴びて赤く染まる水晶岳。

天気が悪ければワリモ岳、鷲羽岳を巻いて三俣山荘に出るつもりだったが、素晴らしい展望が約束されているような天気なのでワリモ岳、鷲羽岳と辿ることにして出発。

笠ヶ岳を背景に中央の双六岳、右の三俣蓮華岳。下には三俣山荘が見える。

前日には見えなかった鷲羽池を槍ヶ岳を背景に見ることができた

太陽の高さの変化による色合いと陰影の変化と、歩くことによる場所の変化で刻々変わる山の景観を楽しみながら歩いた。

三俣山荘から双六小屋に至る巻き道の景観。この巻き道にも花がたくさんあった。

弓折乗越から見る槍ヶ岳。ここから鏡平に向かう。

　鏡平から新穂高温泉に行く途中、わさび平小屋により、笠ヶ岳山荘で会った方から教えていただいたソーメンと、水に浮かべてあっておいしそうだったトマトを食べ、この山行の締めくくりとした。