2007.04.05 箒沢権現山、畦ヶ丸
フォト山紀行
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権現山と畦ヶ丸の間は地図に登山道が書いてないので恐る恐る行ってみた。ルートファインディングに苦労すると思っていたが、道はしっかり付いていた。だが崩落箇所が幾つもあり、こわごわ通過した。道がしっかり付いているせいか赤布はほとんどない。赤布や道標があったのは畦ヶ丸の山頂に近づき、もう迷う心配がなくなってからだ。
権現山登山口の道標。西丹沢自然教室と畦ヶ丸の間は何度か歩いていて、この道標はおなじみだが権現山に向かうのは初めて。
前日に雪が降り、西丹沢に来る途中、道路から見た丹沢の標高の高いところは白くなっていたが、権現山にはあまり降らなかったようで、雪はちょっとだけ。ルートファインディングが難しくなるかなと思っていたがその心配はなさそう。
権現山の山頂がだいぶ近くなった所に畦ヶ丸への道らしい分岐があった。誤って入り込むのを防ぐためか、道を塞ぐように木が置かれ、×印をつけた土管が置いてある。その先には畦ヶ丸が樹間に見えるので、ここから畦ヶ丸に行くらしい。でもまずは権現山を目指す。
権現山山頂。分岐にあったのと同じような土管がある。ほとんど埋まっていないので古いものではなさそうだ。
分岐に戻って畦ヶ丸に向かうとすぐに崩落地が現れる。
その後も次々と崩落地が現れる。木の橋が谷に落ちてしまっているところもある。朽ちた丸太の橋に霜や雪が薄く乗り、滑りそうで恐る恐る渡った所もあった。

 崩落地の多い尾根の腹を巻く所を過ぎて、道が稜線を通るようになると、踏み跡は薄くなるが畦ヶ丸が見えていたので安心して進むことができた。
 ミツマタの花を楽しむ余裕も。

 1079mのピークらしいところを過ぎて、次の急な登りにかかるところで右手の黄色の境界標のペグのあるはっきりと付いた作業道に入ってしまった。誤りに気づき戻ってくるまでに15分ほどのロスになった。

 『畦が丸へ 放浪尾根経由』と書いてある道標。

 ここを過ぎて山頂が近づくとクマザサの藪漕ぎになった。クマザサには雪が付いていて、それがどんどん融けている状態だったので雨の中の藪漕ぎのようにびしょ濡れになった。
 藪漕ぎといっても地面には登山道がはっきり付いているので登山道を外れる心配は全くない。
畦ヶ丸山頂。思ったより早く着いたので、直接西丹沢自然教室に下る予定を変更して、白石峠経由で自然教室に戻ることにした。
モロクボ沢ノ頭。畦ヶ丸からこの付近までは雪が多く、足跡の付いていない雪を踏みながら歩くことができた。