2008.01.15 南高尾山稜
フォト山紀行

 

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 樹林帯の道なので眺望は得られませんが、なだらかな道を枯葉を踏みながら歩き、冬の平日のせいか高尾山とは思えないような静かな山を楽しんできました。
 小仏のバス停から車道を歩き、景信山の登山口を見送って更に進むとこの駐車場に着く。閑散としていて止まっているのは2台だけで、人の気配はなし。ゲート脇の滝で修行している人を見かけたことがあるが、今日は人影はなく、ただ水が落ちているだけ。

 林道を進むと終点近くに数台の車があり、伐採作業をしていると書いた布が車に掛けてあった。耳を澄ますと、かすかにチェイン・ソウの音は聞こえるが、山道は伐採現場には余り近づかないまま小仏峠に着いた。
林道入口のゲート前の駐車場
 小仏峠で小休止をしてから城山に向かった。この道には随所に巻き道があるが稜線を辿る道を採ることにして歩く。しばらくすると下ってくる人がいる。こんな早い時間に下ってくるなんてどこから歩き始めたのかといぶかしく思いながら顔を上げると懐かしい顔だったので、アッと声を上げそうになるほど驚いた。
 定年まで勤めた会社の友人で、ここ数年間お会いすることはなかったが、ほんの数日前それぞれが作っているホームページの件でメールを交わしたばかりだったからだ。ちょっと時間がずれても、稜線の道と巻き道の選び方が違っても会えなかったところなので奇遇としか言いようがない。ほんの数分立ち話をしただけだったが会えたことがうれしくて、その後ずっとうきうきとした気分で歩いた。
小仏峠。いつ見ても休憩所の廃屋が痛ましい。
城山。いつもは多くの人がいるところなのに誰もいない。
城山から大垂水峠に向かう分岐。ここから道は細くなる。
城山からは尾根の稜線沿いの道だが、ここで道は稜線を離れて大垂水峠に向かう。
大垂水峠で一旦車道に下りてからこの跨線橋で大洞山に向かう。
峠の先の道は緩やかなところが多く、落ち葉が積もっていて気持ちよく歩ける。
大洞山
コンピラ山。山名の表示はなかった。
中沢峠
中沢山
泰光寺山
三沢峠。ここまでは行き先が梅ノ木平になっている関東ふれあいの道の道標が多かったが、ここで初めて草戸山という道標を目にした。
草戸山
四辻。高尾山口駅への分岐だが、早く着いたので予定を変更して高尾駅まで歩くことにする。
登山道は一旦住宅地の駐車場に下りるが、宅地開発で残された縁のような所を進む。
金刀比羅神社。登山道はこの鳥居をくぐり、階段を上って神社の裏側に抜ける。
車道に下りたところ。『こんぴら小道』の入口になっており、急坂・健脚向きと書いてある。だが草戸山へ案内する標識はない。ここから駅までは10分ほどだった。
 東京は今年一番の冷え込みとのことだったが、風がなく、あまり寒さを感じずに歩くことができた。