| 2008.07.24-27 栂海新道 |













































| 梅雨明け直後の安定した晴天を期待していたのですが、そのようにはなりませんでした。そのためくっきりとした眺望は得られませんでしたが、花は驚くほどたくさんあって大いに楽しめました。早朝のため暗かったり、風で揺れ続けていたり、また1日の歩行時間が長いため撮影に使える時間に限りがあるなどで、たくさん花があった割には撮影した花の種類は多くありませんでした。 |
| 07/24 |
| 午後2時過ぎには蓮華温泉ロッジに着き、ロッジの近くにある露天風呂巡りをしました。 |
| 蓮華温泉ロッジ |
| 黄金ノ湯。露天風呂巡りのルートの脇にある湯で、女性はあまり入らないそうです。入ってみると温度が低く、長時間入っていられました。 |
| 仙気ノ湯。眺望を楽しみながら入りました。 |
| 薬師湯。一番高いところにある湯。 |
| 07/25 |
| 三国一ノ湯。小さな湯で、一人用でしょうか。 |
| 4時半にロッジを出発。キャンプ場を過ぎ、しばらく歩くと湿地帯が現れ、花がいっぱい咲いていた。だが早朝のため暗くて写真は撮れなかった。 湿地帯を過ぎ少し登りのところがあるものの、瀬戸川橋付近まで、ロッジからは300m程の下りだ。 |
| 花園三角点付近から見る五輪尾根。この付近から五輪の森近くまではお花畑が続く。 |
| 瀬戸川橋 |
| ヒョウタン池を過ぎ、白高地沢に出合い、上流に向かって進むと、この大きな岩にかかった橋が見えた。建築用の足場を使って組み立てた橋のようだ。 |
| 五輪尾根の道 |
| 五輪尾根の景観。最近まで雪に覆われていたところが多く、ミズバショウやハクサンコザクラなどの群落もあった。清水などもあり、花を愛でながら休憩すると、つい時間が長くなってしまう。雪もだいぶ残っていて、メンバーが数えたところによると、千代ノ吹上までに13回の雪渓のトラバースがあった。 |
| 雪渓に下りるときは、雪渓の縁は堅く凍って滑りやすいことが多いので慎重に。 |
| 五輪尾根の道 |
| 五輪尾根の道。千代ノ吹上に近づく頃にはガスが出てきて風の強くなってきた。 |
| 07/26 |
| 千代ノ吹上 |
| 朝日岳 |
| 千代ノ吹上から朝日岳の山頂にかけては、ミヤマムラサキ、イワオウギ、イブキジャコウソウなどがたくさんあったが、ガスが出て風が強かったので写真を撮ることができなかった。翌日も同じ所を歩いたが更に風が強く、写真を撮れなかった。 朝日小屋に着く頃には雨が降り出したが、本格的に降る前に小屋に駆け込んだので濡れないで済んだ。 |
| 早朝に出発。前日は雨に降られそうになって駆け込んだので朝日小屋の写真を撮れなかった。今日は早朝のため暗くて写真を撮れず。結局、朝日小屋の写真はなし。 栂海新道にも雪はだいぶ残っているが、蓮華温泉から朝日岳に至る道のようなベンガラによるマーキングはしてないので注意するようにとのアドバイスを受けた。 |
| 蓮華温泉から朝日小屋 |
| 朝日小屋から栂海山荘 |
| アヤメ平上部の雪渓(雪田) |
| 朝日小屋で教えられたように、雪田の下端に2m位の段差があり、雪田の右端までトラバースしてアヤメ平に下りる。 アヤメ平は花が沢山あるお花畑で、ここに来たことを誇らしく思えるような素晴らしいお花畑だ。この先、黒岩山付近までは雪渓あり、池塘有りのお花畑が続き、こんな素晴らしいところを歩ける喜びをかみしめながら歩く。 |
| アヤメ平から黒岩山付近までの景観。雪渓は急速に融けているせいか踏み跡はほとんど残っていないので、赤布を探しながら歩いたが、赤布のないところもあり慎重にコースを選びながら歩く。途中に木道工事の作業小屋があったので、間もなくこのあたりも木道の道になるのだろう。 |
| 黒岩山。黒岩山付近までまでくると灌木の藪が目立つようになり、高山お花畑から低山の藪に急変したような感じだ。 |
| 黒岩山からははるか彼方に栂海山荘が見え、まだまだ時間が掛かりそうだと気を引き締める。 |
| サワガニ山 |
| 北又ノ水。栂海山荘で使う水と明日の行動中の水を補給して山荘に向かう。たくさん水を持ったので山荘では心おきなく水を使うことができた。 |
| 犬ヶ岳 |
| 栂海山荘。遠くから見たときは赤い建物だったが、正面から見ると、赤ではなかった。 |
| 栂海新道を開鑿したさわがに山岳会の10名を超えるパーティーを含め、二十数名が泊まることになりましたが、私たちは小部屋にまとまって入ることができたので、のびのびとできました。 |
| 07/27 |
| 栂海山荘から親不知 |
| 山荘を発ってしばらく歩いてから振り返ると赤い栂海山荘が見えた。もうこんなに下ってしまったという感じだ。 |
| 黄蓮山 |
| 黄蓮の水の道標。水はたっぷりと持っていたのでここでは補給せずに通過。 |
| 菊石山付近のガレ場を行く |
| 下駒ヶ岳の山頂付近の岩壁。はるか下の方まで崩れている。下駒ヶ岳への登りは急で大汗をかいた。 |
| 白鳥山 |
| 坂田峠。ここには林道が来ていてタクシーを呼んで下山することもできるので一安心だが、もちろん親不知を目指す。 |
| 尻高山 |
| 親不知の栂海新道登山口 |
| 登山口から遊歩道を100mくらい下って親不知海岸へ。海に素足を入れて、海岸まで歩き通したことを喜ぶ。 |
| タクシーを呼んで、今夜の宿『まるたん坊』へ。安い料金にもかかわらず豪華な刺身が出て、非常に得をした気分。栂海新道をもう一度歩くことはなさそうだが、何かの観光のついでにまた来たい宿だ。 翌日の明け方は雷を伴う猛烈な豪雨だった。しかし宿を発つ頃には止み、良かったと思いながら親不知の駅に向かう。駅に着くと地元の方がいて、列車が豪雨のため1時間ほど遅れていると教えてくれた。蓮華温泉に行って車を回収して帰るという予定が全くだめになってしまったと思ったが、1時間遅れの列車が乗る予定だった列車の時刻頃に来るので、予定通り糸魚川で大糸線に乗れそうだと教えていただいてホットした。列車の遅れが1時間より短くても、長くても予定通り帰ってくることはできなかったので、幸運だったとしか言いようがない。後でテレビを見て金沢や富山では浸水の被害が出るほどの豪雨だったことを知った。 |
| 仲間と共にお花畑や景色を楽しみながら栂海新道を歩くことができた。最近は一人で歩くことが多かったので余計に楽しかった。 |