2008.11.01 白銀山
フォト山紀行

 

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 箱根のハイキング地図を見ていて赤の破線のルートがあるのに気付きました。インターネット上で調べてみると、藪がひどく歩く人の非常に少ないコースだということが分かりました。白銀山から幕山の方に抜けるコースの記録はいくつかありましたが、畑宿に下る記録はとても少なく、ようすが分かりませんでした。でも尾根を辿るコースなので、もし道が見つからなくても何とかなると思い行ってみました。
 ひどい藪を覚悟していったがたいしたことはなかった。それより白銀山から畑宿への下りに道の分かりにくいところがたくさんあって、道さがしや進むべき方向の確認に時間が掛かったが無事下山できほっとしている。
 三連休の初日で箱根湯本の駅はたいへん混雑していたが、山に入ってしまえば誰一人とも会うことない静かな山だった。
白銀山の登山口に至る白銀林道からの分岐。右手の鎖の張ってある道を行く。
 湯本駅から国道1号を芦ノ湖方面に進み、滝通り温泉郷入口で左折して、道なりに進んで旧東海道に出る。旧東海道を芦ノ湖方面に行き、小田原湯本カントリクラブへの案内に従って左に曲がるとその道が白銀林道らしい。曲がって5分ほどでこの分岐に出た。
 山に行くとき、街を歩いているときが一番迷いやすく、心配しながら歩くことが多い。ここまで来れば一安心。
分岐から3分ほど歩くと右折してコンクリートの橋を渡る。渡った左側が登山口。白丸と赤布とこの道標があった。
竹林を囲む電柵があった。何の支障もなくくぐれたので、今は使われていないようだ。
登山口。木の白い丸のペイントマークが目印
電柵がある辺りの道は広くはっきりとし、下草もない。ひどい藪を覚悟していたので拍子抜け。
山道に入るとこのように石積みらしきものが残ったところもあり、藪もなく歩きやすい。
ペイントマークも多彩。岩に付けた線状のもの、木に付けた丸、木に付けた数字。13らしいが他に数字を付けたマークは見なかった。
P406の看板と三角点
道の分かりにくいところには赤布やペイントマークがあった。だがこれらのガイドがあってもこれが本当に道かなと思うような所もあった。藪はたいしたことはなく、ガイドされているところ以外でも歩けてしまうので、余計迷いやすいのかも。
緑のネットが現れる。この先はネット沿いに歩いた。ちょっと藪がうるさいが歩くのに差し支えになるほどではない。
しばらくネット沿いに歩き、そのまま行っても良さそうだったが、ネットが倒れていてその先に踏み跡らしきものがあったので行ってみたら三所山を巻いてしまったようだ。写真は三所山付近の小ピーク。下草がなくどこでも歩ける。
三所山の少し先で藪をきれいに刈った広い道に出た。
弾正ヶ原分岐の道標
分岐から白銀山への道も藪が刈られ広い
白銀山山頂の三角点と道標。畑宿へ90分とあり、しっかりとした道がありそうな感じで心強い。
山頂にあるアンテナ。ほんの数メートルの所にあるが密生したハコネダケでそばまで行く気が起こらない。
 山頂は2mを越えるハコネダケの壁で囲まれ、畑宿へはこの壁の穴に入って行くことになる。
 穴に突入して地面を見ると道らしいものはまったく見あたらない。これでは歩けないかなと思いながら周囲を探ると右手に道らしきものがあり、そこを少しばかり進むとすぐに藪は薄くなりホッとする。
藪が薄くなったとはいえ、道を探しながら歩くときにはこのような赤布があると安心する。
山頂から20分ほど歩くと藪はこのように薄くなるが、道が非常に分かりにくくなってきた。
一つ目の天狗沢を示す道標。これに従って右折する。
二つ目の天狗沢を示す道標。近くにビンが散乱していた。落ち葉に埋もれていないのであまり古いものではないらしい。この道標で示す方向の道がとても分かりにくかった。
箱根新道の車の音がだんだんと近づき、この取水施設の残骸のようなものがあるところに着いた。近くの階段を下りて、小さな沢を渡り、手摺りのある階段を上れば箱根新道は間近。この小さな沢が天狗沢らしい。
箱根新道のちょっと手前にあった梯子。天狗沢に下りるのに尾根をちょっと右にそれたが、尾根を直進すればこの梯子につながる道があったのかも知れない。
箱根新道出合。箱根新道を歩いて良いものかどうか心配していたが、ドライバー向けに『路肩歩行者あり』と書いてあったので安心する。
藪に頭から突進するとか、トゲのある藪があって革手袋が必要だとかと書いてあったので、ヘルメット、革手袋、保護眼鏡を持って行ったが使うことはなかった。箱根新道に下りてから記念に写真を撮っておいた。
箱根新道をバス停まで歩き時刻表を見ると20分ほどの待ちで13:03発の箱根湯本行きのバスがあることが分かり待っていた。ところがその時間にバスが通過してしまい、旧東海道の上畑宿バス停に行かなければならなかった。