2005.05.09 伊予富士、寒風山、笹ヶ峰
フォト山紀行
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 6時に旧寒風山トンネルの入口にある登山口を出発し、1時間ほどで桑瀬峠に着いた。峠は広々とした笹原で、寒風山の岩峰と伊予富士が見える。しかし伊予富士の姿はどう見ても富士というイメージではない。いくつかのピークの集合体で左端のピークはゴツゴツした岩峰である。地図で確認してもこれが伊予富士であることは間違いない。
旧寒風山トンネル入口にある登山口
桑瀬峠
桑瀬峠から見る伊予富士
桑瀬峠から見る寒風山
 まず伊予富士に向かう。笹原につけられた道を辿り小さなピークをいくつか越えると、広い笹原の尾根の向こうに伊予富士がよく見える。笹原につけられた道を進んでゆくと、伊予富士の最高点のあるピークの上部の30mくらいの部分が富士山のような形をしているのに気付いた。まさかこれが伊予富士という名の由来ではないだろうが、もしかしたらそうかもしれないと思った。
伊予富士。山頂の中央部が富士山のようなかたちに見える。右は近づいてから中央部を撮ったもの
 山頂が近くなると道の傾斜が強くなり、左端の岩峰が下に見えるようになればすぐに頂上だ。山頂が近づくと笹原は灌木帯に変わるが、眺望を遮るほど高い木はなく周囲の景色がとてもよく見える。
 同じ道を桑瀬峠に戻ったが、初めはよく見えた寒風山や笹ヶ峰がガスが出てきてだんだんと見えにくくなってきた。桑瀬峠に戻ったときには寒風山も霞んでいた。
伊予富士
伊予富士山頂より
伊予富士
 桑瀬峠に戻ったのはまだ10時で十分に時間があるので、翌日の寒風山と笹ヶ峰に登る予定を変えて、桑瀬峠から反対方向に進んで続けて登ってしまうことにする。
寒風山
寒風山山頂
 寒風山への登りは急で、岩場のそばを通るが登山道は岩場を歩くようにはなっていない。ガスで岩場が霞んで見えたため、なおさら険峻な山を歩いているような感じを持てて良かったのかもしれない。
笹ヶ峰に向かう途中の景観
笹ヶ峰山頂付近の景観
 寒風山から先は笹ヶ峰の東側の雄大な笹の斜面を見ながらの笹原の道を歩くが、時々ガスが晴れたときにしか山頂は見えなかった。なだらかな笹原の道が四国の山の特徴の一つだろう。帰りは同じ道を戻り登山口に戻った。

 旧寒風山トンネルは先の道路が崩落にため不通になっていたので、来た道を戻って新しい寒風山トンネルを通り今治の湯ノ浦温泉行く。翌日は道後温泉に入り、四国カルストを見物してから三本杭の登山口がある滑床へ。
笹ヶ峰山頂