2005.06.28 羊蹄山
フォト山紀行
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 朝出発して羊蹄小屋に泊まる予定の上、天気も回復したので、のんびりとゆったりと山の花や景色を楽しむことができた。
登山道から見える羊蹄山の肩
登山道から見える真狩の町
 真狩登山口は羊蹄自然公園の最奧部にある。自然公園には登山者用の大きな駐車場のほか、羊蹄自然の家、大規模なキャンプ場、遊歩道などもあり大規模に開発されている。前日の雨はすっかり上がり、駐車場や道路からは樹林の上に羊蹄山がくっきり見える。
 5時半頃には真狩登山口を発つ。ちょっと高度を稼げば、樹間から洞爺湖と小さな昭和新山、朝日の影になっている樽前山や恵庭岳など支笏湖方面の山、まだ雪がたくさん残っているニセコアンヌプリから西に延びる連山、広域の地図を持っていなかったため同定できなかったがこれまた豊富な残雪のある渡島半島の山々などが見えた。目を羊蹄山の麓に向ければ、道路や建物や農場などがくっきりと見え、畑の区画の大きさを初めとする諸々のことから北海道らしさを感じることができた。登山道の花も豊富で楽しめた。
九合目まで来れば羊蹄小屋は近い。途中雪融け水の流れる道や雪の上を歩くところもあり楽しい。
小屋から見る羊蹄山
羊蹄小屋
 小屋の前のテーブルで周囲の花や羊蹄山の斜面を眺め、強い日差しを気にしながら、コーヒーをわかして1時間近くかけて早めの昼食をとった。
 昼食後、まず星ヶ池に向かい、更に北山を経て羊蹄山のお鉢を半周して小屋に戻るコースをとることにして出発。時間は十分すぎるほどあるので、ゆっくりと花を見ながら写真も撮り、周囲の景観や遠くの景色も楽しみながら歩いた。このコースは全体がお花畑の中を通っているといっていいくらいで、花の種類も豊富であり、進むにつれてその場所ごとに主役になっている花がどんどん変わってゆくという楽しみもあった。
火口には雪が沢山残っていて、変化に富んだ眺望を楽しむことができた。
お鉢めぐりの道の脇はどこにも花があった。
羊蹄山山頂
山頂付近の稜線
火口底のプール。プールが出来るのは毎年この時期の数日間だけだそうだ。
翌朝、雲海の先に映る羊蹄山の影を見ながら下山
登山口の駐車場からは羊蹄山がくっきり見え、天気に恵まれ、お花畑を楽しみ、のんびりと過ごせたことへの感謝の気持ちを込めて見上げた。