| 2005.06.29 イワオヌプリ、ニセコアンヌプリ |









| 羊蹄山の真狩登山口からニセコに移動し、ニセコアンヌプリの登山口の駐車場に入ろうとしたが、混んでいたためそのまま進み路肩の駐車場にはいるとお花畑という駐車場で、そこがイワオヌプリの登山口だった。 そこに車を止めニセコアンヌプリの登山口に行くと、ちょうど300名くらいの中学生の団体が登り始めたところだった。こんな大きな団体の後ろについてしまったら思うように歩けそうもないので、先にイワオヌプリに登ることにして駐車場に戻った。 |
| 登山口付近の平坦な道にあった雪。30℃くらいの気温で強い陽ざしの中こんな所にも雪が残っていると、さすが北海道は違うと感激。 |
| 大沼へのコースとの分岐点付近からはイワオヌプリに続く尾根の肩が見える。岩の尾根が続いていて高山の雰囲気。 |
| イワオヌプリ。噴火で火口壁の一部が吹き飛んでしまい、尾根のようなかたちで残った部分を辿るように登る火山活動の激しさを感じさせる山だ。登山コースの大部分は砂礫かガレで、景観も素晴らしい。 |
| イワオヌプリの山頂付近で一番高そうなピーク。道はなかったが行ってみた。だがなにもなかった。 |
| イワオヌプリ山頂と書かれたプレートのあるところ。 |
| 下山後、五色温泉で昼食をとり、ビールを飲み、温泉に入り、休憩室でおしゃべりをしたりしてのんびりと過ごした。休憩室にはタケノコ採りの家族やグループが多かった。色々お話を伺ったご家族は小樽から鉄道を使って来たそうだ。北海道ではネマガリダケなどのタケノコを採るのが大流行だそうだ。採ったタケノコは塩漬けにして保存し、少しずつ食材として使うという。趣味と実益と行楽を兼ねているようで、温泉の休憩室には手作りの料理をたくさん持ってきていて、ゆで卵や漬け物、バナナなどを頂いてしまった。 今年の雪融けは例年より2週間遅いということがここでも話題になった。例年なら雪融けが低いところから高い方に徐々に進むので、タケノコを採るのに適した時期も低いところから高い方に徐々に来るが、今年はタケノコ採りに適した時期が山全体に同時に来てしまい、例年とは全くようすが違うという。 もうこれ以上いるのは退屈だと感じるまで五色温泉で過ごしてから明日のニセコアンヌプリ登山に備えて登山口に行った。するとちょうどあの中学生の団体の最後尾が下山して来るところだった。体調を崩した生徒らしく、両側を先生に支えられて歩いていた。 五色温泉でビールを飲んでからだいぶ経つたし、まだ明るいうちに戻ってこられそうな時間だったので、今日にするか明日にするかさんざん迷ったあげく予定を変更してニセコアンヌプリに登ることにした。 |
| ニセコアンヌプリの登山道から見る五色温泉 |
| ニセコアンヌプリの登山道から見るイワオヌプリ |
| ニセコアンヌプリ山頂から見る羊蹄山 |
| 登ってみると1時間ほどで頂上に着き、羊蹄山の展望台といった感じで、山そのものが面白いという山ではなかった。山の地形にもよるのだろうが、幅の広い直線部分の多い道で、歩きの変化を楽しむような要素はまるでなく、単調で飽きてしまうような道だ。幅が広いのは登る人が多いためか、それともスキーで道を下りられるようにするためかもしれない。雪のあるときは全く違うのだろうが、この時期だったらイワオヌプリの方がはるかに好きだ。 ちょっと悔しいのは、ニセコアンヌプリから見ると200mくらいしか低くないのにイワオヌプリが大分低く、上から覗いているように見えることだ。 |