2007.02.16 三ノ塔、塔ノ岳、鍋割山
フォト山紀行
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鍋割山の先は初めて歩いたが、鍋割峠から雨山峠への分岐までの間は踏み跡や赤布を頼りに歩くところや、小さな岩屑でとても滑りそうな斜面や崩れそうな崩落池の縁を歩くところがあり、いつもハイカーで賑わう鍋割山の直ぐ近くにこんな所があるのは意外だった。
登山道と林道の分岐にある道標。牛首と書いた新しい板が付けてあった。
牛首の道標は新しくなっていた。三ノ塔への入口にある道標には、ヤビツ峠、菩提峠を示す案内があった。今まで気にしてみたことはなかったので前からあったものをただ新しくしただけかも知れない。
登山道は樹林帯にあり、日光が遮られるので霜柱はしっかりと凍ったままだ。サクサクと霜柱を踏みながら気持ちよく歩ける。樹間に大倉尾根と表尾根を見ながら歩きで、大倉尾根より高いところに登ると背後に富士山が大きく見える。
三ノ塔山頂から見る富士山
富士山の右手に見えた南アルプスの山々
三ノ塔山頂は日差しで霜柱が融け、登山道はどろどろ。雪があれば気持ちよく歩けるのにと無い物ねだりをしたくなる。ここでスパッツを付け、富士山と塔ノ岳を見ながら塔ノ岳に向かう。
鍋割山までは何度か歩いたことのある道なので何の心配もせずに着いた。ここから先は初めて歩く道なので道標を見ると、今までは気にもとめなかった『鍋割山〜雨山峠 崩落箇所あり 通行厳重注意』と書いてあるのがあり、ちょっと心配に。
鍋割峠に向かってちょっと下ると『この先ユーシン方面 踏跡不明瞭箇所あり 通行厳重注意』と書いてあった。
鍋割峠には『この先 寄方面 滑落注意』とある
峠から少しの間は踏跡の薄い斜面を下り、間もなく風化して崩落の激しい寄コシバ沢の縁や崩落した斜面を歩くようになる。滑落注意と書いてあったのはここのことだと納得する。鍋割峠から15分ほど下ると、沢に下りる地点に到着。
沢に下る地点にあった『鍋割山入口』と書いてある板
登ってきた人に鍋割山入口を示すペイントマーク
ここから雨山峠分岐までは、崩落した岩で埋まった沢を歩く。赤布、ペイントマーク、小さなケルンが役立つが、雨山峠への分岐で沢から離れるところを見逃さなければ、沢の中のどこを歩いても構わない。
 雨山峠への分岐には沢から離れるための梯子があり、ここから先は、何度か渡渉したが水量が少なく問題はなかった。道標や赤布も多く、道は分かりやすい。
寄大橋の手前1km程の所で林道に出た。そこには登山道入口と書かれている。
鍋割峠から寄大橋の間の道はハイキング地図に危険とか迷いやすいと書かれているので、ちょっと興味を持って行ったが、ハイカーで賑わう鍋割山のすぐそばにこんな所があるのが意外だった。でも面白いコースだ。