2007.11.24 愛鷹山
フォト山紀行

 

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 四十年くらい前の12月ころ、土曜日の夕方東京を発ち御殿場からタクシーに乗り登山口に向かったが、登山口が分からないというドライバーに真っ暗闇の中で降ろされ、そこでテント泊をした。翌日越前岳への道さがしから始め、愛鷹山を経て新幹線の下を越えた所まで歩いてバスに乗り三島駅に出たことがあった。鋸岳、位牌岳の間のガレ場については高校の山岳部のパーティーが立ち往生していたことなどかすかな記憶があるが、それ以降についてはすっかり暗くなってからバスに乗ったことは憶えているものの山のことは何一つ憶えていない。何か思い出すことがあるかも知れないと思い歩いてみたが何も思い出せなかった。
 水神社の駐車場脇のゲートで閉ざされている林道を20分程歩くとこのゲートに到着した。林道はこのゲートの右の方にものびていて、その方向を示す位牌岳という道標がある。池ノ平を経て位牌岳に行くルートのようだ。
 この道標の指し示す方向ではなく、ゲートの脇をすり抜けて林道を進んだ。
 ゲートから5分ほどでつるべ落しの滝ハイキングコースの入口に到着した。
 脇に橋があり、名前は付いていなかったが、このルート下ったときに見た道標によると桃沢橋というらしい。
柳沢橋のちょっと手前にある一ぷく峠に向かう登山道の入口
柳沢橋。ちゃんとネームプレートが付いている。
橋のたもとにある愛鷹山への道を示す道標。反対方向には水神社と書いてある。
愛鷹山に向かう道はススキの原、伐採されて草地になっている所、倒木が目立つ涸れた沢の脇を歩いたりと変化があって面白い。
途中に『つるべの滝に至る』という道標があったがつるべの滝というのが分からない。『野猿、カモシカに注意』と書いてあるのも、カモシカに襲われたなんて聞いたことがないので面白い。
愛鷹山の北側の縦走路と合流する地点の道標。水神社を経て御長屋に至ると書いてあるので昔は水神社のもっと先まで歩かなければならなかったのだろう。
愛鷹山山頂。一面の芝生。
袴腰岳山頂
愛鷹山に着いた頃から生暖かい西風が吹き霧ができるようになってきたが、だんだんと濃くなってきた。この2日間富士山をくっきりと見ることができたが、今日はだめそうだ。
位牌岳山頂
 位牌岳から池ノ平分岐まで戻り、つるべ落しの滝、桃沢橋を経由して水神社に戻った。登山道はこのようなゴロゴロとした石や岩の上を歩くところが多く、落ち葉に浮き石が隠れていてとても歩きにくかった。
 つるべ落しの滝には水がなかった。
 水神社前の駐車場からは木に遮られて見えないので、下山後、水神社行ってみた。余りにも大きな建物で驚いた。
 ついでに境内の入口にあるトイレを使わせていただいた。
歩いたルートには沢沿いを歩いたり、横断するところはいくつもあったが、どの沢にも水がなかった。だが神社の脇の沢には音を立てて水が流れていた。さすが水神社といいたいところだ。