| 2010.07.04 神威岳 |
| 大雨が降って、帰路に沢が増水して下山できないという状況にはならずに済みました。歩いている最中にはほとんど雨は降りませんでしたが、帰路、藪の濡れ具合を見ると登るときより濡れているところもあり降ったところもあったようでした。 神威山荘に戻る直前に大粒の雨がポツポツと降ってきました。神威山荘に戻るまではたいした雨ではなかったのですが、戻って間もなく雷鳴が聞こえ、大雨になりました。すぐに車で町に向かいましたが、その後40分間くらいは雨が降り、林道の路面に激しい水流の出来ているところもありました。数時間早く降り始めていれば、心配していた下山できないという状況になっていたかも知れません。助かりました。 日高南部森林管理署に鍵を返しに行き、アポイ岳の登山口に向かいました。 |
| 元浦川林道ゲート。ここの鍵も日高南部森林管理署から借りました。 |
| 神威山荘。2日の夕方に到着しました。その夜には雨が降り、3日の午後には大雨注意報や雷注意報が出ていたので、帰路に渡渉が出来なくなるのを心配して、停滞日としました。 |
| 440m二股付近までは、このように崩れたところもありますが林道のような道が続きます。 |
| 山荘近くの渡渉点。靴を履いたまま沢に入って渡りました。 |
| 440m二股から尾根取付までは、渡渉を何度もしますが、大部分には沢の脇に踏み跡があり、水の中を遡行するところはほとんどありませんでした。踏み跡を辿るには赤布やケルンが頼りですが、最初は赤布ばかりを探していて見つからずうろうろしたことが何度もありました。ここ何年間も赤布やペイントマークを頼りに歩くことが多かったので、道標としてのケルンを忘れていたことを反省しました。 帰路注意してみると、赤布よりケルンの方が多いくらいでした。全般に沢の水量は少なく、沢足袋を履いていたので渡渉に困るようなところはありませんでした。 |
| 440m二股の渡渉点。ここで沢足袋に履き替えました。 |
| 524m二股付近 |
| 尾根取付のペイントマーク |
| 雨水をたっぷり含んだ背丈を超える藪。メガネに水滴が付かないようにするため手も大活躍。 |
| ガスが薄くなったときに見えた山頂につながるらしい痩せた尾根 |









| 尾根取付からは、雨に濡れた藪をつかんで体を引き上げたり、藪を全身で押しながら進まなければならいところもある急な登りを、雨具上下を着けて登ったのでだいぶ消耗しました。 |


| 神威岳。山頂は草地で小さなお花畑になっていました。 |
| 天気はだいぶ回復してきて、山頂に連なる尾根は見えるようになりましたが、ちょっと離れたところは見えませんでした。 |



| 帰路、440m二股を過ぎてフキが一面に生えているところで見たクマの寝床のようなもの。近くにもう一つあり、朝、ここを通ったときには気付かなかったので、この間にクマがここに座ってフキを食べていたのかも。 |